人間が食べられるもの全てを、犬も同じように食べられるわけではありません。健康に良いもの、食べたら死の危険性があるものを紹介します。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
犬にとって毒となるフルーツ
さくらんぼ:❌
さくらんぼは犬にとって有毒な食べ物です。シアン化物が含まれており、この物質が酸素を全身に運ぶのを妨げてしまいます。
ぶどう:❌
犬種、年齢、性別に関係なく、全ての犬にとって有害です。急性腎不全を引き起こす可能性があります。犬が誤って食べないように、犬の手が届く範囲で保管しないようにしましょう。
犬が食べても良いフルーツ
りんご:OK
りんごにはビタミンA、ビタミンCが含まれています。加えて、低タンパク・低脂肪なのでシニア犬にとってはおやつに最適。もちろんシニア犬に限らずどの年代の犬でも食べられます。種と芯は取り除いてから与えましょう。
バナナ:OK
バナナは低カロリーなので、犬にとっては最高のご褒美/おやつとなるでしょう。コレステロールは少ないですが、糖分が多いため与え過ぎに注意しましょう。
ブルーベリー:OK
ブルーベリーは抗酸化物質が豊富で、人間だけでなく犬の健康にも良い食べ物です。ご飯のふりかけ代わりにも、おやつとしても使える万能フード!普段使っているおやつに飽きてきたらお試しあれ。オススメです。
メロン:OK
メロンは栄養豊富で、低カロリー、水分と食物繊維を含みます。ただし糖分が多いので、太り気味や糖尿病の犬には与える量に注意してください。
スイカ:OK
皮と種は腸閉塞を引き起こす可能性があるため、必ず切って、取り除いてから与えるようにしてください。スイカは90%以上が水分なので、暑い夏の日の愛犬の水分補給に最適な果物です。(最近では、スイカ味の犬用おやつもあるようです。)
桃:OK
犬にとって安全な食品です。ただし、缶詰の桃には大量のシロップが使われています。加工されていないものを与えましょう。
いちご:OK
食物繊維とビタミンCが豊富な食品です。加えて、歯を白く保つための酵素も含まれています。いちごは糖分が多い食品なので、与える量には注意してください。
パイナップル:OK
皮は食べられません。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。また、ブロメラインという、タンパク質の吸収を助ける酵素も含まれています。
梨:OK
種は食べられません。毒があるので必ず取り除いてください。缶詰タイプのものはシロップ等で糖分が多すぎるので与えないようにしてください。
マンゴー:OK(※あまりオススメしません)
マンゴーにはビタミンA、B6、C、E の 4つが含まれています。他にも、カリウムとベータカロチン、アルファカロテンも含まれています。糖分が多く含まれているので、たまのご馳走として少量のみにしましょう。
クランベリー:OK
他のフルーツ同様、摂取量には注意が必要です。
オレンジ:OK
獣医によると、オレンジは犬が食べても大丈夫ですが、そもそも匂いの強い柑橘類はあまり好んで食べない子が多いそう。皮、種を除いたオレンジの果肉のみを与えるようにしましょう。
ラズベリー:OK
犬に適している抗酸化物質が含まれています。糖分とカロリーが低く、食物繊維、マンガン、ビタミンCが豊富な食品です。ラズベリーは抗炎症作用があり、関節の老化を防ぐ作用があるため、特にシニア犬に適しています。ただし、1度の摂取量は少量に制限してください。
犬にとって毒となる野菜
トマト:❌
一般的に、熟したトマトの果肉は、犬が食べても問題ないと言われています。しかし、緑色の部分にはソラニンと呼ばれる有毒物質が含まれています。少量であれば体調に変化はないとも言われていますが、安全のためにトマトは食べさせないことが無難です。他に食べられる食材はたくさんあります。
アボカド:❌
アボカドは犬の飼い主にとっては健康的な食品ですが、犬には絶対に与えてはいけません。アボカドの種、皮、葉には嘔吐や下痢の原因となるペルシンが含まれています。果肉には、他の部分ほどはペルシンを含んでありませんが、犬にとっては毒であることに変わりありません。
アスパラガス:❌
他の野菜・果物と違い、アスパラガスは犬にとって毒というわけではありません。ですが犬に与えても意味がない食品です。生で食べるには固すぎ、犬が食べられるほど柔らかくなるまで調理すると、含まれている栄養素を失ってしまいます。
玉ねぎ・ネギ科の野菜:❌
タマネギ、ネギは犬にとって有毒な野菜です。玉ねぎを食べると、犬の赤血球が破裂し、嘔吐、下痢、胃痛、吐き気を引き起こす可能性があります。特に秋田犬や柴犬などの日本固有の犬種は、他犬種と比べると特に有害性が強いです。
にんにく:❌
他のネギ科の野菜の5倍の毒性があるといわれています。絶対に食べさせてはいけません。
犬が食べても良い野菜
キュウリ:OK
キュウリ炭水化物、脂肪をほとんど含まない野菜なので、特にぽっちゃりした犬に最適です。ビタミンK、C、B1、カリウ、マグネシウム、ビオチンが含まれています。
ブロッコリー:OK
ブロッコリーは少量であれば安全で、時々ごちそうとして与えるのが最適です。食物繊維とビタミンCが豊富で、脂肪が少ない食品です。ただし、ブロッコリーの茎は食道の閉塞を引き起こす可能性があります。
人参:OK
ニンジンは、ベータカロチンが豊富で低カロリーの食品です。実際多くのドッグフードに含まれています。小さく切っておやつとして使うことも可能です。
豆類:OK
グリーンピース、サヤエンドウ、スナップエンドウ、等の豆は犬が食べても問題ありません。エンドウ豆には数種類のビタミン、ミネラルが含まれており、タンパク質が豊富です。生/冷凍のエンドウ豆を与えても問題ありませんが、缶詰のものは避けるようにしましょう。
ほうれん草:OK
食べられますが、子犬に与えるのに理想的な野菜ではありません。ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれており、体のカルシウム吸収能力を阻害し、腎臓に障害を引き起こす可能性があります。少量であれば影響が出ないともいわれていますが、食べないようにすることが無難でしょう。
かぼちゃ:OK(オススメ)
とても健康的な食材でおやつにも最適。消化にとても優れており、下痢と便秘の両方の改善に役立ちます。かぼちゃのサプリメントや犬用おやつも発売されています。
キャベツ:OK
キャベツには、犬にとって必要な栄養素だけでなく抗酸化物質も含まれています。ただし、おならが出やすい食材なので食べ過ぎ注意。
セロリ:OK
ビタミンA、B、Cに加えて、心臓の健康促進、がん予防にも良いそうです。さらに!犬の口臭改善にも役立つので、普段のドッグフードにふりかけのように使うのも良いでしょう。
犬は人間とは異なる方法で食べ物を消化します。知らないうちに体に害のある食べ物を与えることで、犬は長期的な健康問題を抱え、場合によっては死に至ることさえあります。そもそも犬は、食事の中に果物や野菜を必要とするわけではありません。たまにおやつとして果物や野菜を食べることは問題ありません。どの食材を食べても良いか知ることで、犬の健康を考えた食生活をお楽しみください。
今回は野菜・フルーツに絞ってまとめましたが、さまざまな食材の代表的な食べられるものを下記記事でまとめております。参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。