子犬が石や砂を食べる原因は?対処法と食べさせないためのしつけ方法

散歩中に子犬が石や異物を食べることはとても危険です。「リーブイット」および「ドロップ」のコマンドを使ったトレーニングを通じて、誤飲を予防していきましょう。トレーニングの要点は、子犬にコマンドを教え、望ましくない対象を放置させることです。

一貫性が成功の鍵です。子犬がコマンドに従ったら、たくさんのほめ言葉とご褒美を与えましょう。トレーニングを続けて、子犬が安全な行動を身につけるようにします。誤飲は健康上のリスクが大きいので、適切なしつけと指導を通じて、子犬の頃から良い習慣を身につけましょう!

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子犬の異常な食事習慣|石や砂の摂取原因と危険性

犬の口をアップで撮った写真

子犬が石や砂を食べることは、飼い主にとって深刻な懸念事項です。この異常な食事習慣は、いくつかの要因によって引き起こされます。

  • 好奇心と遊び心: 子犬は探検好きであり、新しい物を口に入れることがあります。石や砂が興味を引くことがあり、それが摂取の原因となることがあります。
  • 栄養不足: 子犬が栄養不足を感じると、異常な食事習慣が発生することがあります。石や砂を摂取することで胃に不必要な圧力をかけ、栄養吸収を妨げる可能性があります。
  • 消化器の問題: 一部の子犬は胃腸の問題を抱えており、その不快感を和らげるために異物を摂取することがあります。

子犬が石を誤飲してしまった時のリスクを知っておこう!

石や砂の摂取には深刻な危険性が伴います。石の誤飲によるリスクの中でも特に怖いのが、異物が胃や腸で詰まり、腸閉塞や穿孔を引き起こすことです。これは生命にかかわる緊急の状況であり、手術が必要なことも多いです。

また、摂取した石や砂が消化器官を傷つけることもあるため、内出血や感染症のリスクが高まります。

飼い主として、子犬が異物を摂取しないようにするための対策が必要です。まずは監視を徹底し、子犬が異物に接触しないようにすることが大切です。また、適切な栄養を提供し、栄養不足を解消することも予防策の一環です。

異常な食事習慣を疑った場合、すぐに動物病院に相談しましょう。子犬の健康と安全を守るために、早期の診察と適切な治療が不可欠です。特に誤飲は治療が早ければ早いほど、対処できる手段も増え、金銭的負担も安く済む傾向にあります。

子犬の安全な食事環境|石や砂を食べさせないための方法

犬がおもちゃを咥えている写真

子犬の安全な生活環境、食事習慣を確立することは、石や砂を食べることを防ぐため第一歩です。以下はそのための方法です。

  • 監視とリード: 子犬が外にいるときや散歩中は、常にリードを使いましょう。石や砂を口に入れようとする行動に対して注意を払い、すぐに制止しましょう。
  • 散歩コースの選定: 子犬の散歩コースは慎重に選びましょう。石を誤飲する恐れがあるうちは、石や砂が多い場所は避け、安全な場所での散歩を心がけましょう。お散歩に慣れていき、石は食べるものではないと学んでから、新しい散歩コースにチャレンジするようにします。
  • 環境整備: 石の誤飲は散歩中だけとは限りません。自宅でも子犬の生活空間を清潔に保つことが重要です。もし自宅にお庭のある環境では、注意が必要です。また部屋にある誤飲を誘発するものは普段から置かないように気をつけることも大切です。
  • 子犬が噛むためのおもちゃ: 子犬の好奇心を満たすために、安全な噛むためのおもちゃを用意しましょう。子犬は特に一生の中でも何かを咥えたい、噛みたいという欲求が大きい時期です。自宅で安全なおもちゃを使ってこの欲求を満たすことも重要です。また、これは人間への甘噛み解消にも繋がります。
  • 適切な栄養: 子犬には適切な栄養が不可欠です。栄養不足が異常な食欲を引き起こす可能性があるため、バランスの取れた食事を提供しましょう。
  • トレーニングとコマンド: 子犬に基本的なトレーニングとコマンドを教えることは、安全な食事環境を確立する上で役立ちます。”リーブイット“や”ドロップ“などのコマンドを使って、異物を口にしないように指導しましょう。

ただ叱るだけではトレーニングにならない

子犬の安全な食事環境を構築することは、健康と幸福を保つために重要です。常に子犬の周りに危険な物がないように心がけ、適切なトレーニングと監視を行うことで、石や砂を食べるリスクを最小限に抑えましょう。

「リーブイット」コマンドを使った子犬の石誤飲防止トレーニング

  1. 準備: トレーニングを始める前に、子犬が静かで集中力を持っていることを確認しましょう。静かな場所でトレーニングを行うと効果的です。まずは家の中で始めてみましょう。
  2. おいしいご褒美の用意: 子犬が好きなおやつやご褒美を用意しましょう。小さなおやつが適しています。
  3. 子犬に興味を持たせる対象の用意: 子犬が興味を持つであろう対象(例:おもちゃ、おやつ、または石の代わりになるもの)を用意します。
  4. 子犬に対象を見せる: 子犬に対象を見せ、興味を引かせましょう。しかし、まだ対象に触れさせないようにします。
  5. コマンドの発声: “リーブイット” と声をかけ、子犬にその対象を触れないように指示します。
  6. 子犬の反応を見守る: 子犬は最初は興味深々に対象を見ているかもしれません。しかし、コマンドに従って対象に触れない場合、即座にほめたりご褒美を与えましょう。子犬がコマンドに従った瞬間を捉えましょう。
  7. 対象を置く: 子犬がコマンドに従ったら、対象を床に置きます。子犬が対象に触れないようにします。
  8. ご褒美を与える: 子犬がコマンドに従ったら、たくさんのほめ言葉とご褒美を与えましょう。犬はネガティブな経験よりもポジティブな経験から多くを学びます。
  9. 練習を続ける: このトレーニングを繰り返し行い、子犬が安定してコマンドに従うようにするために練習を続けます。
  10. 難易度を上げる: 子犬がコマンドに従うようになったら、難易度を上げて、対象を手に持ってみたり、さらに誘惑を増やしてトレーニングを進化させましょう。

このトレーニングは忍耐と一貫性が必要です。子犬が「リーブイット」コマンドを確実に聞き分けることで、愛犬の安全と健康を守るのに役立ちます。

「ドロップ」コマンドを使った子犬の誤飲防止トレーニング

おやつを待って入る犬の写真
  1. トレーニングの準備: 静かで集中できる場所でトレーニングを始めます。子犬の注意を引くおいしいご褒美(小さなおやつが適しています)を用意します。
  2. 対象の選定: 子犬に「ドロップ」コマンドを教えるための対象を用意します。最初は子犬が少し興味を持ち、欲しいと思うものを選びましょう。おもちゃや別のおやつが使いやすいです。ただし、特にお気に入りのおもちゃはここでは使用しません。
  3. 子犬に対象を与える: 子犬に対象を与え、その興味を引きます。子犬は対象を口に含んだり、持ったりするかもしれません。
  4. 「ドロップ」コマンドの発声: 子犬が対象を持っているとき、はっきりと「ドロップ」を発声します。声は穏やかで命令的なトーンであるべきです。
  5. 子犬の反応を見守る: 子犬は最初はコマンドに反応しないかもしれません。しかし、コマンドに従った瞬間、ご褒美を与えて褒め称えます。
  6. 対象を落とさせる: 子犬がコマンドに従い、対象を落としたら、すぐにご褒美を与えます。また、対象をすぐに取り上げないで、子犬に落としたままにさせることで、コマンドをしっかり理解させます。
  7. 練習の継続: このトレーニングを繰り返し行い、子犬が安定して「ドロップ」コマンドに従うようにするために練習を続けます。
  8. 難易度の増加: 子犬がコマンドに従うようになったら、トレーニングの難易度を上げて、対象を手に持ってみたり、誘惑を増やしたりします。

今日のまとめ

子犬の異物誤飲リスクを減少させるには、「リーブイット」と「ドロップ」のコマンドトレーニングが有効です。どちらも決して簡単に習得できるものではありません。特に「リーブイット」は最低でも1ヶ月は練習が必要と思っていてください。犬種、性格によっては半年やそれ以上かかることもあるのが普通です。

ですが犬が人間社会で生きていくには必須のスキルでもあります。子犬に望ましくない物を放置させ、継続的な練習を通じて安全な行動を育みましょう。

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