- 動物病院で勧められたから。
- 新しいブランドの商品を試したかったから。
- 安いドッグフードに変えたいから。
ドッグフードを変える理由は人それぞれ様々あるかと思います。どんな理由であれ、犬の食事を今までのものから変えることは、おそらくあなたが思っているよりも単純なことではないはずです。しっかりとした段階、手順を踏まなければ、愛犬のお腹を下す結果となることもあります。今回の記事では、正しいドッグフードの変え方をご紹介!とてもシンプルな内容です。ですが、飼い主が知っているか知らないかにより、犬の体調は大きく左右されます。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
誤った手順でドッグフードを変えた場合
突然ドッグフードを変えると、嘔吐・下痢・食欲減・胃腸障害、等の症状をを引き起こす可能性があります。ドッグフードを変えるには、犬の食事サイクルが変化に適応できるようにしなければいけません。そのためには、いきなりドッグフードを変えるのではなく、徐々に新しいドッグフードを混ぜていく方法を取らなければいけません。完全に新しいドッグフードに移行する目安は5~7日。約1週間かけて新しいドッグフードに変えていきましょう。下記が目安表です。
- 1日目|新25%:旧75%
- 3日目|新50%:旧50%
- 5日目|新75%:旧25%
- 7日目|新100%
犬1頭ごとに観察が必要
お腹が敏感な犬、アレルギーがある犬、その他胃腸疾患がある場合は、上記の目安よりも長い期間をかけて、新しいドッグフードに移行する方が良いでしょう。正直、実際にドッグフードを変えてみないと、愛犬がどのような反応をするかは分かりません。上記目安よりも早いペースでドッグフードを変えても問題ない子もいます。目安よりゆっくり変えていても、嘔吐してしまう犬もいます。途中で嘔吐してしまう場合は、新しいドッグフードに移行するスピードをもっと遅くしてあげましょう。
完全に移行しきった後でも、嘔吐等の体調の異常が見られる場合は、新しいドッグフードが体に合っていない場合があります。動物病院で相談することがベストですが、ドッグフードを戻す、別のものに変えて様子を見ることも一つの手です。
犬の食べ物に関わる体調異常には、アレルギー・食物不耐症・その他胃腸疾患等、様々なものがあります。ドッグフード等の食べ物が原因で体調不調を引き起こすと、多くの人が食べ物アレルギーと一括りにしてしまいがち。ですが実際のところは、別のことが原因かもしれません。
食べ物による体調への影響は大きく2通りあります。1つは胃腸への症状、もしくは皮膚への症状、場合によってはその両方に症状が現れることもあります。胃腸の症状としては、吐き気・嘔吐・下痢・食欲の変化が代表的です。皮膚の症状は、かゆみ、皮膚の炎症、脱毛、発疹等の兆候が含まれます。これらの症状は食べ物だけでなく、別のことが影響している可能性もあるので一般人には判断が難しいです。症状が継続してみられる場合は動物病院で診てもらう方が良いでしょう。
除去食により食べ物が原因かを突き止める
アレルギーの可能性があると獣医師が判断した場合、または食べ物により体調不良を引き起こしている可能性がある場合は、除去食を勧められるかもしれません。この場合、あなたの愛犬は低アレルギー食のみを、少なくとも8週間食べる必要があります。この期間は他の食べ物は基本的には食べられません。除去食を食べている間に体調が改善されれば、食べ物が原因で不調を引き起こしていた、と判断される可能性が高いです。
場合によっては8週間の除去食後、特定の食材を含む食べ物を食べてさせてみる、といったことがあります。そうすることで、どの食材が直接的に体調に影響を与えるのかを判断し、将来的にその食材を食べないようにすることへと繋がります。
愛犬にとっての最適なドッグフード選びは難しいものです。市販されているドッグフードの種類が多すぎて、あまりの選択肢に圧倒されてしまうかもしれません。全ての犬にとって”これが最適です!”と言える商品があればいいのですが、残念ながらそのような商品はありません。人間同様、犬も様々。年齢、健康状態、好み、犬種による特性等の様々な要素を考慮しなければいけません。
多すぎる情報に惑わされるな!
加えて、世の中には食べ物に関する真偽のつかない噂がたくさん出回っています。極端なものだと、市販のものは絶対にダメとまでいう人も。さらには各社のコマーシャルやキャンペーンで情報過多!
愛犬にとっての最適なドッグフード探しは長い道のりになるかもしれません。正しい知識と手順を踏めば、新しいドッグフードに切り替えても問題は起きにくいはずです。切り替え期間中は、普段以上に愛犬の体調や行動、うんちに気を配り、異変があればすぐに対策を取るようにしてください。何かあったときに相談できるように、普段からかかりつけの動物病院を決めておけば安心。基本的に相談事は動物病院、愛犬を迎えたブリーダーの2つが信頼できるはずです。
・新しいご飯への移行は5日~7日を目安に!
・移行期間中は体調の変化にいつも以上に注意を払って
・特にうんちの観察は大切
子犬をお家に迎えたら、最初はブリーダーさん(もしくはペットショップ)に紹介されたドッグフードを使うことがほとんどだと思います。数ヶ月もしないうちにドッグフードの切り替えをすることになるでしょう。場合によっては、最初に勧められたドッグフードが高すぎる、ということですぐにドッグフードの切り替えをすることになるかもしれませんね。子犬のドッグフードの切り替えは、成犬以上に気を使う必要があることを覚えておいてください。
他にも犬のしつけや問題行動改善方法など、犬の飼い主が知りたい情報をまとめて発信しています。もちろん犬の食事についても、人間が食べても問題なくとも犬にとっては毒、といった食品の紹介もしています。この機会に是非併せて読んでいただければ幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。