チワワが病気になりやすいはウソ!?他犬種と比較してなりにくい病気は?

世界にはチワワの間違った情報が溢れている?メキシコ出身だからチワワは暑さに強いので日本で飼いやすい、はデマだった?

絶大な人気を誇るチワワのかかりやすい病気TOP3と、かかりにくい病気を紹介していきます。併せておおよその治療費も載せておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

チワワがなりやすい病気第3位は全身性の疾患

全身性の疾患と仰々しく書きましたが、つまりはその他の病気。他の病気とグループ化できないものをまとめたものです。そのため、この病気になりやすい・なりにくいとは簡単には言い表れません。具体的には下記のようなものが含まれます。

  • タマネギ中毒/ネギ中毒
  • その他の中毒性疾患
  • レプトスピラ症
  • 熱中症
  • 外傷(挫傷/擦過傷/打撲)
  • 事故(交通事故含む)
  • 脱水(原因未定)
  • 分離不安症
  • etc…

熱中症の治療費は意外と高い?

一般的に、犬の治療費で高くつくケースは手術を伴う治療を受けた場合です。熱中症は手術をして治療することはないため、治療費も比較的安く済むイメージがあるかもしれません。

ですが、症状によっては点滴や入院が必要になり、それに伴う検査も増え5万円を超えることもあります。入院が必要がどうかで、治療費が大きく変わるようです。

チワワはメキシコ原産なので、暑さに強いイメージを持っている方が多くいます。ですが実際は日本よりも涼しい地域の犬なので暑さに弱い犬種です。梅雨〜夏は愛犬の状態をよく観察する事が大切です。

チワワがなりやすい病気第2位は皮膚疾患

犬の病気・疾患のうち、約1/4が皮膚に関連する疾患です。犬全体の中では最も多い疾患なので、比較してチワワは皮膚疾患になりにくい犬種です。ちなみにチワワの病気・疾患のうち、皮膚疾患が占める割合は約16%と平均よりのかなり低いです。とはいえ、犬は皮膚トラブルを起こしやすい動物。どんな犬種を飼うにしても、肌・毛のお手入れは欠かさず行いましょう。

  • 膿皮症
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性皮膚炎
  • その他皮膚炎
  • ノミ/マダニ等の外部寄生虫症
  • 皮膚の痒み(原因不明)
  • 爪の外傷
  • 脂肪腫
  • etc…

犬の膿皮症にかかる治療費はいくら?

膿皮症とは、犬の皮膚にあるブドウ球菌が、増えすぎることで発症する皮膚の病気です。通常、健康な皮膚は菌が増えたからといって皮膚病に割るわけではありません。しかし、他の病気や免疫力の低下等により、皮膚本来の免疫が失われると、細菌が異常に増え、皮膚が化膿することがあります。

お薬を飲むことで治療することが一般的。手術をしないので治療費はそこまで高くなりません。2〜3週間で治ることが多く、治療費の中央値は約1万円です。

チワワがなりやすい病気第1位は消化器疾患

消化器疾患のうち大部分を占めるものは、嘔吐・下痢・血便、胃炎・胃腸炎・腸炎、そして誤飲です。他にも下記のような症状が消化器疾患に含まれます。

  • 便秘
  • ヘルニア
  • 腸閉塞
  • 肛門嚢(腺)炎
  • etc…

犬の胃炎・胃腸炎・腸炎の治療費ってどれくらい?

犬が胃腸炎になる原因は1つではありませんが、食べ物に原因があることが多いです。

ゴミ箱を漁ったり、拾い食いをしてしまった結果、最近やウイルスに感染して胃腸炎を起こす事があります。また、普段とは違う食べ物や、脂肪の多い食べ物を摂取することで、胃腸が刺激され炎症を引き起こすこともあります。

手術も入院も、よほどのことがない限りは必要はありません。そのため治療費は5,000円〜20,000円前後に収まることが多いようです。

人間同様、ストレスも胃腸炎の原因となり得ます。旅行先等、環境が違う中で普段食べないものを食べることで、胃腸炎を引き起こすこともあるので中が必要です。

チワワが他の犬種よりもかかりにくい病気

皮膚疾患全般、他犬種平均の半分程度の割合です。

先ほども述べた通り、チワワは犬の中では皮膚疾患に強い犬種です。だからと言って皮膚疾患にならないというわけではもちろんありません。むしろ犬は、皮膚疾患を起こしやすい生き物です。

治療費の例として、アトピー性皮膚炎を紹介します。

犬のアトピー性皮膚炎の治療費ってどれくらい?

ズバリ!年間の治療費の中央値は約30,000円!アトピー性皮膚炎の場合、他の皮膚炎と違い継続的な追いが必要となるケースが多いです。

一方、アレルギー性皮膚炎の場合はアトピー性皮膚炎よりも少ない治療費で治ることが多いようです。原因が特定できていれば、治療費は高額になることはあまりありません。原因がわからなければ、痒みや炎症を抑えるために通院が必要となるかもしれません。

チワワが他の犬種よりもかかりやすい病気

弁膜症

チワワは犬全体と比較して、約3倍の確率で弁膜症を発症しています。弁膜症というのは心臓の疾患です。心臓の弁の異常により、血液の流れが不安定になるために起こる病気。血液量や酸素のバランスが悪くなった結果、運動不耐性や食欲不振等の症状が代表的です。

多くは加齢が原因で起こります。シニア期以降の小型犬で起こりやすい病気。チワワの場合、治療を受ける年齢の平均が11歳です。シニア犬の中でも比較的高齢になってから症状が現れる病気です。

年間治療費の中央値は約8万円

手術をすることはほとんどなく、飲み薬による治療が最も一般的な治療方法です。そのため飼い主さんが忘れずに薬を与えることが重要となってきます。加齢により発症するので具体的な予防をとることが難しい病気です。

今日のまとめ

以上、チワワがなりやすい病気/なりにくい病気まとめでした。いかがでしたでしょうか?

今回の記事はアニコムの家庭どうぶつ白書を参考にしています。各犬種ごとに、疾患別で請求割合の多いものが記載されているので、そのデータを基に、請求が多い症状・病気をかかりやすい病気としています。

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。