2022年はアメリカで犬のインフルエンザが流行したそうです。人間のインフルエンザのように、犬のインフルエンザも犬から犬へと感染します。ですが犬から人間への感染はなく、また、人間から犬へ感染することもありません。
そして最も大事なことですが、日本での犬インフルエンザの発症例は確認されていません。
アメリカで犬インフルエンザが流行したというニュースを目にし、不安に感じていた飼い主さんもいらっしゃるかと思います。そのため、もしも日本にも犬インフルエンザが入ってきた時のために、今記事では基本的な犬インフルエンザの知識と予防方法を紹介していきます。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
犬インフルエンザは犬から犬へと感染するウイルスです。日本にはそもそも、このウイルスが今現在では確認されていないため、特別の対応は必要ありません。島国のメリットともいえますね。仮に日本でも犬インフルエンザが流行った場合、ワクチンは有効的なのでしょうか?アメリカンケネルクラブのこちらの記事を参考にまとめます。
アメリカを参考に犬インフルエンザのワクチンを考える
アメリカ国内のさまざまな地域で、犬インフルエンザの集団発生が確認されました。犬インフルエンザについては現在、2種類のウイルス株があることがわかっています。以前からあるH3N8型と比較的近年見つかったH3N2型の2種類です。人間のインフルエンザもその年によってA型B型等、流行っている株の型に合わせたワクチンを接種していますよね。犬も同じように2種類の株、それぞれに対応したワクチンがあります。また、1つのワクチンで両方の型に対応しているものもあります。
ワクチンは1回打ったらOK?
パピーの頃に混合ワクチンを接種したのを覚えていますか?この混合ワクチンの中には犬インフルエンザのためのワクチンは含まれていません。そのため、子犬のワクチンプログラムとは別で、インフルエンザのためのワクチンを接種する必要があります。(※繰り返しますがアメリカの話です。日本では犬インフルがないので、接種する必要はありません。)
ワクチンの効果は基本的に人間と同じです。つまり、効果を最大限に引き出すためには、毎年予防接種を受けることが望ましいです。また、ワクチンを打ったからといって100%、犬インフルエンザを予防できるわけではありません。
ここからも引き続き、もし日本に犬インフルが入ってきたら、という前提です。日本に犬インフルエンザが上陸しないうちは特別な対応は必要ないでしょう。動物の検疫システムに感謝ですね。(筆者がいつか飼いたいと思っているムーディという犬種も検疫の関係で輸入が難しいので、ありがたい反面、ちょっと悲しい)
犬が多数集まるところを避ける
ウイルスは犬から犬へと感染します。人から犬への感染は起こりません。そのため、犬が集まるところを避けることが、1番の感染予防となります。
- ドッグイベント
- ドッグラン
- グルーミング・ペットサロン
- ショー・スポーツイベント
- ペットホテル
上記の施設を利用・参加することが多い場合は、AKCでは獣医師と相談を含め、ワクチン接種を受けることを推奨されています。また、ウイルスは最長48時間生存するとされています。そのため直接犬と会うことがなくとも、ウイルスに感染した犬が利用した施設に行くことで感染する可能性があります。
- 空咳
- 発熱
- 食欲低下
- 無気力
- 鼻水・目やに
- 場合により肺炎
上記を見ていただくと分かる通り、人間のインフルエンザの症状と大きな差はありません。とはいえ、あなたの愛犬が上記の症状を発症したとしても、インフルエンザと決めつけてはいけません。日本には犬インフルエンザは確認されていないので別の病気の可能性が高いです。不調が続くようであれば動物病院で相談するようにしましょう。
さて、今記事ではかなりざっくりと、犬のインフルエンザについてまとめました。アメリカで流行したというニュースもあってか、ネット上では不安を煽る記事が散見されます。ですが私が伝えたかったことは、日本にはこのウイルスは上陸していないのでそこまで心配いらない、ということ。
今後仮に、もしも、日本に犬インフルエンザが流行るようなことがあれば(無いと願っていますが)詳しい対処法等を紹介したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。