観葉植物とペットの共通点、それはどちらもあなたの人生を豊かにするもの。なのですが、残念ながらこの2つが揃うことでより人生が豊かになるかというと、必ずしもそうとは限りません。観葉植物の中には犬にとっては致命的な毒となるものも存在します。
多くの観葉植物が犬にとっては安全なものです。危険な植物を知り、賢く観葉植物を選択することが大切です。また、すでに犬にとって有毒となる観葉植物を持っている家庭では、犬の行動範囲外に移動させることで犬の安全を確保するようにしましょう。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
まずは犬にとって安全な観葉植物を紹介します。犬を飼っている家庭でこれから観葉植物を検討している方は、これから紹介する5種類も考慮してみてください。
ペペロミア
ペペロミアは小型の種類が多く、日本の環境でも育てやすいため人気のある環境植物です。熱帯地域を中心に1,000種類以上ある多肉質の植物。乾燥に対する耐性があるので、初めて観葉植物を迎える方にも安心ということで人気があります。
また、大きくなりすぎないため。机やデスクの上における、気軽に楽しめるというのも人気の1つ。誤って犬が葉っぱを食べてしまっても問題ありません。
ブロメリア
ブロメリアは中南米が原産のブロメリア科の観葉植物のこと。ブロメリア科の中でも多くの種類があるのですが、比較的に丈夫で育たやすい植物です。犬が誤って植物倒したとしても、そこまで問題はないでしょう。
エケベリア
エケベニアは色鮮やかな葉を形成する多肉植物です。特徴的な葉っぱが人気です。この多肉植物は、多くの水を必要としません。無毒でとげがなく、子犬が触れても害を及ぼすことはありません。
イヌハッカ
名前にイヌが付くという理由で家に置きたいという愛犬家もいるのでは?日本名はイヌハッカですが英語名はキャットニップ(catnip)。その正体は多年草のハーブの一種。無毒であるのに加え、猫が好むハーブとして有名です。料理の香り付けやハーブティーとしても使えます。
ポニーテール
少し背の高さがあり、育てやすい観葉植物として人気があります。犬との相性も良く、お手入れもほとんど必要ないぐらいなのでおすすめ。唯一の欠点は、犬が間違えてトイレをする心配があること。
アロエ
犬にとって有毒な植物です。人間にとっては怪我をした時に使ったり、アロエヨーグルトとして食べたり健康に良いイメージがありますが、犬が食べると下痢嘔吐等の体調不良を引き起こします。多量に食べてしまった場合かすぐに動物病院へ行くほうが良いでしょう。
ポトスを含むアイビー類
ツタは部屋を彩るのに便利なので、比較的人気な観葉植物です。ツタの葉っぱは犬にとって危険ですが、命に関わるほどではありません。誤飲してしまうと、下痢や嘔吐、よだれの過剰分泌、口・舌の腫れが主な症状です。量と場合によって呼吸困難を引き起こす可能性があります。
ドラセナ
手のひらサイズのものから、1メートル程度やそれ以上のサイズもあったりと、用途の幅広いドラセナ。幸福の木とも言われ、人気のある観葉植物です。葉っぱと樹皮に毒性の成分が含まれています。主な症状は下痢や嘔吐、手足の痺れ。甘い蜜を出すので、犬が匂いに惹かれて誤飲の危険性の高い植物といえます。
ディフェンバキア
白い模様の入った葉っぱが特徴的なディフェンバキア。他の植物同様、誤飲した際の主な症状として嘔吐や痺れがあります。
犬を飼っていて、これから観葉植物をインテリアとして考えている方は、上記の4つは避けるべきでしょう。また、次の章でも紹介しますが、一部の花の中には上記の観葉植物以上に犬にとって危険な花もあります。テーブルの上など、花を飾る際には注意が必要です。
街中で見かけやすいお花や植物の中にも、犬にとっは有毒なものが意外と身近にあります。下記のリストは多少の程度の差はありますが、犬が口にするには危険な植物ばかり。可愛い花には毒がある、という場合もあるので、どの植物が危険か知ることで、愛犬を安全に屋外でも遊ばせることができます。
犬が避けるべき植物リスト
- ポインセチア
- ナンテン
- キク科の植物全般
- スイセン
- ユリ
- ヒアシンス
- つつじ
- シャクナゲ
- ひいらぎ
- アジサイ
上記の中には、普段の散歩の中でも比較的目にすることの多い植物やお花がいくつかあるかと思います。家の中に飾るときだけでなく、普段の生活でも、愛犬が食べたり口にすることのないようにしましょう。
観葉植物は1つあるだけでも部屋の雰囲気はガラッと変わるもの。犬を飼っていると、犬の誤飲を避けるために部屋の中が質素になりがち。緑を取り入れるために観葉植物を置いている家庭も多いかと思います。安全のための知識を身につけて、これからも犬も人も幸せな生活を送ってください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。