レトリーバーといえば、思い浮かべるのはゴールデン・レトリーバーかラブラドール・レトリーバーのどちらかという方がほとんどではないでしょうか。犬に興味がなければ、他のレトリーバー種がいることを知らない人の方が多いかもしれませんね。インターネットの普及もあり、フラットコーテッドレトリーバーは頭数以上に知名度が広がっているので聞いたことはある、という人もいるのでは?
他にも
・ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー
・チェサピーク・ベイ・レトリーバー
・カーリーコーテッド・レトリーバー
の合計6種類のレトリーバーがいます。しかし2022年に新たにJKC(ジャパン・ケネル・クラブ) に登録されているのは4種類のみ。残りの2種類は2022年には新たな登録はゼロでした。
それでは順番に6種類のレトリーバーを紹介していきましょう。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
2022年 JKC新規登録頭数15頭|登録件数順位102位
1番初めに紹介するのがノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー。筆者が1番好きなレトリーバーなので最初に紹介します。
レトリーバー種唯一の中型犬
最も大きな特徴がそのサイズ。他の5種類のレトリーバーは皆大型犬ですがノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーは中型犬に分類されています。最小のレトリーバー種です。
体重:メス17~20キロ | オス20~23キロ
体高:メス45cm前後 | オス50センチ前後
JKC ではオスの体重が~30キロとなっています。ですがノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーの原産国であるカナダやアメリカでは23キロと表記されているので当サイトでも23キロと表記します。JKCのサイトはおそらく誤表記されていますね。
ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーの特徴
ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーの愛称はトーラー。正式名称は長すぎて舌を噛みそうになりますね。犬の名前の長さでは全犬種の中でも1,2を争うほどです。実際に英語圏では1番長い名前の犬として有名なほど。ここからはトーラーで統一していきます。
トーラーの性格は賢く・愛情深く・飼い主を喜ばせることが大好き。レトリーバーの名前の通り、ボール等をとってくる遊びを始めたら、終わりが見えないほど遊び続けます。被毛はレッドかオレンジ色のダブルコートで長さはミディアム。白色の模様が入るっている子もいます。水を弾く毛質が特徴。泳ぎがとっても得意。
ゴールデン・レトリーバーと比べて、運動量が多い犬と言えます。日本でも数名、トーラーのブリーダーさんがいらっしゃいます。子供とも上手に生活できる犬なので、十分な運動量を確保できる方にとっては最高のパートナーとなってくれるでしょう。
2022年 JKC新規登録頭数0頭|登録件数順位ランク外
水が大好きなチェサピーク・ベイ・レトリーバー
2022年の新規登録頭数は0頭でしたが、2012年には16頭、2016年に6頭の登録があります。(JKCサイトより)
みんなのブリーダーなどのサイトで調べると、チェサピーク・ベイ・レトリーバーのブリーダーとして登録している人もいます。かなりレアな犬種ですが日本でも見かけることはあるかもしれません。
性格は飼い主に忠実で、愛情深く、疲れ知らずと、まさにレトリーバーといった気質です。アメリカ原産の犬種で撥水する被毛で有名です。
体重:メス25~30キロ | オス30~35キロ
体高:メス53~61cm前後 | オス58~66センチ前後
チェサピーク・ベイ・レトリーバーの特徴
チェサピーク・ベイ・レトリーバーの愛称はチェシー。チェシーの1番の特徴は被毛。少しウェーブのかかったダブルコートで若干の油分を含んでおり、この被毛が水を弾くので、川の中に入ってもすぐに乾きます。ダークブラウンや枯れ草色を基本に、若干の斑点模様は許容されています。
また、レトリーバーの中では少し頑固な性格なのも特徴の1つ。知らない人に対して誰にでも友好的というわけではありません。
2022年 JKC新規登録頭数0頭|登録件数順位ランク外
レトリーバーの中で1番レアな犬種です
2022年の新規登録頭数は0頭でしたが、過去には数頭登録はあります。ここ近年に登録はないので、現在日本ではブリーダーさんがいないようです。
輸入されるorこれから新たにブリーダーさんが現れるかもしれません。最初に紹介したノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーもここ10年程で、ブリーダーさんが日本でも繁殖するようになりましたが以前は輸入した犬種以外はいませんでした。
カーリーコーテッド・レトリーバーは自信があり、賢く、独立心があり、落ち着いた性格をしています。レトリーバーの中では警戒心が強いと言えますが、穏やかで愛情深い犬です。
体重:27~43キロ前後
体高:メス58~64cm前後 | オス64~69センチ前後
カーリーコーテッド・レトリーバーの特徴
レトリーバーの中で、最も古くから存在している犬種と言われているのがカーリーコーテッド・レトリーバーです。1イングリッシュ・ウォーター・スパニエル、ニューファンドランド、プードルの血統を継いでいると考えられています。短くカールした被毛が特徴的であり、また耐水性も兼ね備えています。ブラックかリバーの単色のみ。
ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーの人気に隠れていますが、イギリスをはじめ世界中で愛されている犬種です。
2022年 JKC新規登録頭数289頭|登録件数順位ランク41位
フラット・コーテッド・レトリーバーは人気のある少数派
フラット・コーテッド・レトリーバーは愛情深く、気さく、友好的な性格で初めて会う人にもとてもフレンドリーです。また、とても賢い犬種としても知られています。イギリスでは第一次世界大戦までは最も人気のあるショードッグでした。知名度は高い犬種ですが、年間の登録件数が300頭前後と、ゴールデン・レトリーバーと比較すると1/20以下です。
体重:27~32キロ
体高:56~62cm前後
フラットコーテッドレトリーバーの特徴
フラット・コーテッド・レトリーバーは比較的歴史の浅い犬種です。光沢のある黒またはレバー色の被毛がと長い頭が特徴。レトリーバーらしい優しい表情をしています。大きさはラブラドール・レトリーバーとだいたい同じくらいです。
2022年 JKC新規登録頭数6,701頭|登録件数順位ランク11位
大型犬人気ナンバー1!
大型犬の代表、ゴールデン・レトリーバー。温厚な性格と人懐っこい性格で知られ、初めて犬を飼う人にも親しみやすいため人気を誇っています。ゴールデン・レトリーバーというと、その名前の通りのゴールドの被毛一色を思い浮かべるかもしれません。ですが実は、イギリスにルーツを持つゴールデン・レトリーバーは白い被毛を持っています。ゴールドの被毛を持っているのはアメリカ型のごーるでん・レトリーバーと言われています。
体重:30~35キロ
体高:58~61センチ
2022年 JKC新規登録頭数4,901頭|登録件数順位ランク13位
世界ではゴールデンよりも人気のあるラブラドール・レトリーバー
世界中での人気犬種ランキングでは、ゴールデン・レトリーバーが4位に対しラブラドール・レトリーバーは3位!アメリカでは30年以上に渡って人気No.1。ルーツである狩猟犬としてだけでなく、盲導犬、災害救助犬、麻薬取締犬と多方面で活躍できる犬種です。
人のために働くことに喜びを見出す犬種なので、もちろん家庭犬としても適しています。生まれつき優しい性格な子が多く、攻撃的な子は滅多にいません。
体重:メス25~32キロ | オス27~34キロ
体高:メス55~60センチ | オス57~62センチ
以上、レトリーバー全犬種まとめでした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。