京都で犬と一緒にハイキング!おすすめの穴場と東山トレイルへのアクセスについて

筆者が住んでいる京都は、近畿圏の中では圧倒的に犬に優しくない地域として愛犬家に有名です。理由は幾つかあります。まず犬と一緒に住める賃貸物件がとにかく少ない!犬を伸び伸びと遊ばせられる、ペット立ち入りokの大きい公園が少ない!それなのにドッグランも少ない!ペット同伴okなカフェ・レストランが少ない!京都は昔の街並みを残しているので道が狭く、犬の散歩がし辛い、、、等々あげだしたらキリがないほど。

特に中型犬・大型犬を京都で飼っていると、必要な運動量を確保するのに苦労するという話しはよく耳にします。毎日の散歩を鴨川などの大きな河川で済ませるのは定番ですね!今記事では、1回/週〜1回/月程度は愛犬にたくさん運動させたい、一緒に愛犬と運動を楽しみたいという方向けに、京都在住の筆者がおすすめのスポットを紹介します。

おそらく、名前を聞いたことはあるけど行ったことがない、という方がほとんどかと思います。ぜひチェックしてみてください。ただし、飼い主は運動が嫌い、愛犬だけ運動させたいという方には向いていない内容となっていますので、ご承知ください。

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今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

京都市は犬同伴可の公園がとにかく少ない!

もともと京都出身ではない人からすると、京都の公園のペット禁止率は驚きを覚えるほどかと思います。

下記に、中規模以上の公園のペット連れ込み可否を簡単にまとめました。京都市内、もしくは市内から近いところをまとめています。

  • 梅小路公園・・・❌(歩道はok、芝生禁止)
  • 太陽が丘(山城総合運動公園)・・・❌
  • 鴻ノ巣山運動公園・・・❌(併設してLOGOS LANDのドッグランは15キロまでのわんちゃんOK。ただしドッグランまではペットカート等に入れなければいけません。)
  • 岡崎公園・・・⭕️
  • 円山公園・・・⭕️
  • 京都御所・・・⭕️
  • 鴨川・・・⭕️

京都のペット連れ込みできる公園は人が多すぎる問題

京都御所と鴨川は公園ではありませんが、比較的広いスペースがあるので一緒に載せました。岡崎公園・円山公園・京都御所・鴨川のいずれもペット連れ込みOKですが、どこも言わずと知れた観光地。地元の人と観光客で普段から平日問わず、たくさんの人で賑わっています。散歩だけであれば十分良い場所なのですが、ロングリードをつけるなどして「週に一回愛犬を伸び伸びと運動させてあげたい!」ということはまずできません。あまりにも人が多いです。

京都は観光地なので仕方ないといえば仕方ない。では観光地がたくさんある京都中心地から外れた公園はどうか。太陽が丘と鴻ノ巣山運動公園は、京都内では大規模な公園で市内からも車で30分程度の好立地。ですが犬の連れ込みは一切禁止されています。そうなると、残った選択肢は足を伸ばして京都から出るか、ドッグランしかありません。

京都はドッグランが充実していない!

京都のドッグランに関しては、詳しい記事をこちらにまとめております。

京都のドッグランのココがイマイチ

もちろん京都にもドッグランはあります。ですがどうしても使い勝手の悪さを感じてしまいます。

事前予約が必須であったり、駐車場が併設されていなかったりということも。ある程度の広さがあるドッグランとなると、亀岡など、京都市内から一歩出なければいけません。そこまで運転すれば大阪まで行ってしまえ!と思う人もいるかもしれませんね。

京都は公園もドッグランも、中型犬以上の運動量を確保するのには難しい地域ということがわかるかと思います。そこで視点を変えて山で愛犬の運動量を確保してみましょう!

京都で犬とハイキングできるのはココ!

1番オススメしたいところは京都一周トレイルの東山コース!京都一周トレイルがあるというのは、京都にお住みの方であればご存じの方がほとんどかと思います。ですが実際に歩かれたことがある方は少ないのでは?そして犬と一緒に歩けるということを知っている方はほとんどいないのではないでしょうか。

京都一周トレイルはこんなところ

トレイルという名前が、なんだか普段運動しない人からすると、とてもハードな山道というイメージがあるかもしれません。ですが実際は普段全く運動しない女性でも、5歳児でも歩けるコースです。当然ずっと平坦な道が続くというわけではなく、ところどころに傾斜がある道もあります。

観光客が少ないということもメリット!わざわざ京都に来て「京都トレイルを歩こう!」とはなかなかなりませんよね。前述した公園と比べると圧倒的に観光客は少ないです。そして地元の人も少ないです。なので犬を伸び伸びと遊ばせるのにちょうどいいコースなんです!

京都一周トレイルは犬も歩けるの?

道がそこまで険しくないので、小型犬も楽々登れます。トイプードルがご家族と歩かれている姿も目にします。このトイプードルがとても賢い子で、ノーリードでも飼い主さんの後をしっかりとついて、京都トレイルを歩かれていました。他にも飼い主さんと一緒に走ってトレイルを登る犬も見かけますね。

京都一周トレイル、犬と一緒なら東山コース!

その名前の通り、京都をぐるっと囲むように道が整備されている京都一周トレイルですが、犬と一緒に楽しむなら断然東山コースがオススメ!とは言っても東山コースだけでも全長約25キロもあります。その中でも愛犬と一緒に歩くなら、大文字山周辺のコースが圧倒的にオススメです!

大文字山を目指して歩くコースは、哲学の道・銀閣寺方面から登るルートと、蹴上・御陵方面から登るルートの2通りあります。これはどちらも大きく変わりません。アクセスしやすい方面から登ると良いかと思います。強いて違いを上げるのであれば哲学の道・銀閣寺方面の方が、少し人が多いぐらいですね。

大文字山コースが愛犬におすすめの理由

まず、トレイルという名前がついていますが、本当にピクニック感覚で登れる手軽さが1つ。そして大文字山まで行くと広場があり、木の椅子や小さなテーブルがいくつかあります。山の上でゆっくりとくつろげるので、実際にピクニックしている人も多いです。

そして適度に人とすれ違うこともオススメのポイント。初めて歩く道だと心細いこともあるかと思いますが、10分程度歩けば1組とすれ違う程度には京都一周トレイルを歩いている人はいます。反対にそれぐらいしか人がいないので、愛犬を伸び伸びと遊ばせるには絶好のポイントです。ちなみに、時間帯もあるかと思いますが、大文字山の広場の椅子が満席になっているのをみたことはありません。

初めて犬を連れてハイキングする人にも、犬と一緒に駆け回りたい人にもオススメできるのが東山コースの大文字山周辺のルート、ということですね。

犬とハイキング|注意点は?

可能であれば愛犬に服を着させましょう!

1番はダニ・ノミ対策!いくら平坦と言え、木々や草木が街中の比ではありません。服を嫌がらない子であれば虫除け、泥除けも兼ねて、服を着ていくと良いかと思います。山道なので、晴れていても場所によってはぬかるんでいる道もあるかもしれません。服を着ていればダニ対策だけでなく、愛犬が泥遊びした時の被害を軽減できます。

拾い食いや、生えている植物を食べないように注意してください。普段の散歩では見かけない植物があるので、犬も興味を持つかもしれません。匂いを嗅ぐだけであればいいのですが、口に咥える前にやめさせるようにしましょう。あまりないかとは思いますが、場合によっては痺れを引き起こしたり、犬にとって毒となる可能性もあります。

基本的なマナーを守ことが大切

マナーと言っても普段の散歩とあまり大きな違いはありません。山だからといって、犬の排泄物をそのままにしてはいけないのは当然ですね。

待てと呼び戻しのトレーニングが終わっていることが理想です。場所によっては道が狭く人がすれ違うだけでギリギリ、ということも。しっかりと待てができないと、すれ違う人に飛びついたら大変なことになりかねません。京都一周トレイル東山コースでは危険な崖はありませんが、ハイキングコースによっては落ちたら本当に命の危険がある道もあります。今後も愛犬とハイキングを楽しむ予定があるのであれば、簡単な道で安全に通行人とすれ違う練習をしておきましょう。

初めての人は愛犬用のリュックは必須!

あなたの愛犬が小型犬であれば、スリングか犬が入れるリュックがあると尚良いでしょう。ハイキングに慣れている犬であればいらないかもしれませんが、初めての犬にとっては必須です。というのも足場が悪いところを歩けない、歩きたがらないことが起こりえます。そんな時に飼い主が抱えて両手が塞がっては危険。両手がフリーで犬を運べる最低限の準備をしておきましょう。

最近では中型犬でも入れるリュックも出ています。

今日のまとめ

京都に住んでいて、運動が好きな愛犬家さんは是非一度行ってみてください。想像以上に犬も飼い主も気に入ることかと思います。

一緒に運動することで愛犬との絆が深まること間違いなし!

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。