愛犬が耳に何の問題も抱えていなければ、耳掃除は月に1〜2回で十分です!
犬の耳を定期的に掃除して綺麗に保たないといけない、そんな話しを聞いたことがあると思います。特に子犬を迎えたばかりの頃は可愛さをキープするためと思って、過剰にお手入れしがち。場合によっては1日1回耳掃除していたり週に1回掃除している、と言うケースも珍しくありません。
ですが病気を抱えていない健康的な耳であれば、耳掃除は月に1回、多くても2回行えば充分清潔に保てます。もちろん外で泥遊び、水遊びをした時は例外。
今記事では適切な耳掃除の頻度とお手入れ方法を解説していきます。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
犬の耳掃除は何のために行うの?
そもそもなぜ犬の耳を綺麗にするのでしょうか?犬の耳は敏感な部位です。時間の経過とともに、汚れや油分が耳の内部に蓄積するにつれて、感染症にかかりやすい状態となっていきます。湿気やアレルギーなどの外的要因によって、感染症や外耳炎・内耳炎のリスクはさらに高まる可能性もあります。
つまり、1番の目的は感染症やその他の病気から愛犬を守ため、と言うことですね。もちろん耳垢を溜めないため、と言うこともありますが、これも結局は病気にならないために行うことです。
犬が耳の感染症を発症している兆候は?
- 耳の中・周りからの異臭
- 耳の腫れ・赤み・炎症
- 耳を痒そうにしている・突然引っ掻くようになった
上記の症状のいずれかに気付いた場合、可能であれば動物病院で耳掃除をすることをおすすめします。動物病院をあまり利用しない人は、動物病院は費用が高いから利用したくない、と漠然としたイメージで避けている人もいるかと思います。ですが、実は犬の耳掃除程度であれば500円〜高くとも2,000円前後です。耳掃除の際に異変があれば当然指摘してもらえます。早期に治療を始められれば、結果的に安く済むむだけでなく犬も人間も幸せですね!グルーミングサロンでも、同じぐらいの料金で耳掃除ができますが、おすすめは断然動物病院です。
異変がある時以外は自宅で飼い主が耳掃除をすることになると思います。念の為、簡単に耳掃除の方法を確認しておきましょう。
- まずは犬の耳の状態を確認。目にみえるゴミ・汚れが混入していないか、炎症が起きていないか等をチェック
- 洗浄液を耳の中にゆっくりと流し込む
- 耳の付け根を10~20回ほど優しくマッサージ
- コットンパッドなどで、洗浄液と耳垢を拭き取る
水分が残っていると炎症を起こす元となるので、しっかりと拭き取ってあげてください。初めての耳掃除だと洗浄液が耳に入ってくるのを嫌がると思います。おやつを使って気を逸らしてあげましょう。また、耳掃除を嫌いにならないよう、終わった後のご褒美も忘れずに!
耳掃除を嫌がってうまくいかない時の対処法
洗浄液が耳に入ってくるのが好きな犬はほとんどいません。耳掃除している間だけ我慢して欲しいのに、全然掃除にならない。そんな時はコットンに洗浄液を染み込ませて、汚れ・耳垢を拭き取るようにしましょう。コットンに少し多めに水分を染み込ませて、耳の中に液体が触れる感覚に慣れさせることも良いでしょう。
ゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリーバー・プードル・ダックスフンド・パク・キャバリアのような垂れ耳の犬種は耳のトラブルが多い犬種です。耳が隠れているので換気されにくく、蒸れやすいのが原因。そのため上記の犬種は特に、夏/梅雨と湿度が高い時期は、耳の状況をこまめにチェックしましょう。
ただ垂れ耳の犬が毎週のように耳掃除が必要かと言うと、その必要はありません。耳をチェックしてみて耳垢が溜まっている・異臭を感じる、ということであれば掃除しますが、そうでなければ月に1~2度で充分でしょう。
特別な耳のケアが必要なときはいつ?
雨・お風呂・水遊びをした後は、耳のケアが必要だと考えてください。耳の中を確認してゴミや泡が残っていないか確認します。確認して異常なければそれでOK。汚れや水分が残っていたらしっかりと拭き取ってあげましょう。しっかりとドライすることが大切です。反対に言えば、ケアと言ってもしっかりと水分をとってあげればそれだけで終わり、簡単ですね。
お風呂に入る前に、耳の入り口にコットンを入れて蓋をし、耳の中に水分が入らないようにする方法もあります。
・犬の耳掃除は月に1~2回でOK!
・耳掃除は感染症・炎症予防のために行うもの
・異臭・炎症・痒み等の異常を感じたら動物病院に相談
・耳掃除程度であれば比較的安価でできる(500~2,000円程度)
・水分が耳の中にたまらないようにしよう!
いかがでしたでしょうか?犬をはじめて飼う人からすると、なんだがハードルの高いイメージのある犬の耳掃除。実際はそこまで気を張らずに、自宅で基本的なお手入れができちゃいます。
お手入れを面倒なもの、と考えるよりも愛犬とコミュニケーションをとりながら健康チェックの時間、と考えた方が飼い主も楽しく行えると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。