犬のノミ・ダニの薬はいつからいつまで使えるの?

家の中、もしくは愛犬の毛にノミがついているのを見つけましたか?もし1匹でもノミを見つけたのであれば、何かしらの対策が必要であると考えて間違いないでしょう。

1番最初に思いつく対策は”飲み薬”ではないでしょうか。いくつかあるノミ対策の中でも効果的に簡単で誰でもできるノミ対策、飲み薬と皮膚に直接滴下するタイプを解説していきます。

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ノミ・ダニ駆除薬とは?

ノミ・ダニ駆除薬は一般的に、駆除だけでなく予防の効果があるものがほとんどです。市販されているものはノミ・ダニにのみ効果を発揮するものが多いですが、病院で処方される薬の中には蚊(フィラリア予防)に対しても効果を発揮する薬もあります。また近年では、市販されている薬の中にも、フィラリア予防の効果を含むものも増えてきました。

薬の中には、成虫のノミを殺すもの、幼虫を殺すもの、ノミの産卵を防ぐもの等、主な効果が少しずつ違います。ノミの発生時期に合わせた薬を使用することで、より高い予防効果が期待できます。

ノミの薬は動物病院で処方してもらうべき?

もちろん市販でノミ・ダニ駆除薬を購入することはできます。ですが可能であれば、動物病院で相談の上、処方された薬を使用することがベストです。獣医師は薬のことに関して間違いなくプロ。いくつもの選択肢を知った上で、飲み薬が良いのかスポットタイプの方が適しているのか、潜在的な副作用等を考慮した上で薬を処方してくれます。

すでに症状が出ている場合は病院で相談を

愛犬のかかりつけ医があるのであれば、市販の薬を使っている方でも1度は相談することをおすすめします。また、シニア犬になると何かしらの薬を飲んでいるケースも出てきます。人間同様、薬の飲み合わせによっては思わぬ効能・副作用が現れることもあるので、複数の薬を併用する場合も、動物病院で相談することがベストでしょう。

また予防ではなく、すでにノミやダニが愛犬に寄生して、アレルギー症状等が出ている場合もあります。この場合、アレルギー症状を抑える薬、炎症を抑える薬なども必要があれば併せて処方してもらえます。ノミ・ダニ駆除薬と、アレルギー対策の薬を飼い主のみの判断で併用することはおすすめできません。

薬以外のノミ・ダニ対処法

ノミ・ダニ駆除薬はノミ予防の選択肢の1つです。他にもノミ除けの首輪、シャンプー等の方法で対策をすることもできます。最近だとスプレータイプのものも出てきているようですね。

即効性を期待できるのはやはり薬

動物病院で相談すれば、愛犬に薬を使用した方が良いかどうかも含め適切なアドバイスがもらえるはずです。犬の年齢・既往症・他の薬との併用によっては、ノミ・ダニ対策には薬ではなく、シャンプーで予防する方が効果的ということもあるかもしれませんね。

すぐにノミ・ダニを駆除したい、という場合は薬を使用することが一般的。首輪・シャンプー・スプレー、いずれも基本的には、予防が主な目的となっています。

ノミ・ダニ除去薬を飲む時期

一般的にノミ・ダニが活動的になる時期は、地域により差はありますが4月〜11月前後です。この期間のみ対策するだけでも良いのですが、可能であれば1年を通してノミ・ダニ対策をしてください。

ノミの活動可能温度は13度〜

冬でもノミ対策をした方が良い理由は2つあります。1つは冬でも家の中は暖かいこと。ノミの活動可能な温度は13度からです。暖房をつけていれば室内は冬でも20度以上。また、暖房を切っていても断熱がしっかりとしてれば13度を超えている家も多いことでしょう。犬のために飼い主が外出中も暖房をつけたままにしている家庭は特に注意が必要。また、一時的に温度が低くなっても暖かくなれば、ダニは活動を再開します。

冬でも犬の被毛にノミが付着する!?

2つ目の理由ですが、ノミは冬の間、全ての個体が完全に死滅しているわけではありません。卵やサナギであれば冬を越すこともできます。つまり卵やサナギが犬の被毛に付着し、家の中に持ち込まれ、冬を越して春になれば家の中で一気に活動を始める可能性があります。場合によっては暖かい家であれば、冬でもダニが活動再開することも考えられます。薬は卵やサナギにも効果があるので、家の中に持ち込まれた(潜んでいた)ダニも駆除することが可能です。

昔であれば、番犬として外で飼われていたり、滅多なことがない限りは冬にノミ・ダニ対策は必要ありませんでした。しかし家庭犬として室内で育てられるようになったことで、冬でも対策が必須レベルに必要となったということです。

今日のまとめ

ノミは予防可能です。ノミは散歩中に付着するケースがほとんどです。長時間の散歩・山や川・草が生い茂っているところに頻繁に行く犬であれば、特にしっかりとノミ・ダニ対策が必要でしょう。

家の中でノミが繁殖してしまった場合は、愛犬にのみ対策をするのではなく、室内でノミが繁殖できない環境へと改善する必要があるかもしれませんね。

いずれにしても、ノミ・ダニは予防ができる時代です。アレルギーや皮膚炎になってからの対処の方が時間もお金も労力もたくさん必要になります。予防&早期対処でこれからも愛犬と楽しい生活を送ってください!

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。