犬の分離不安症|予防と対策 外出前におやつをあげるのが効果的!?

子犬の分離不安症による問題行動の中でも、飼い主を最も困らせる行動は破壊行動です。仕事から帰ってきて、家の中のありとあらゆるものがバラバラに、、。絶望感に打ちひしがれる瞬間です。飼い主もショックですが、犬にとってはもっと深刻な問題かもしれません。

幸いなことに犬の鼓動に関する研究は進んでおり、分離不安症に対しても様々なことがわかってきています。当記事では一般的な、犬の分離不安症に対する予防・改善方法を紹介していきます。

そもそも分離不安症って何?うちの子が分離不安症かわからない、という場合は下記の記事が参考になります。

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今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

クレートトレーニングの見直し

「うちは室内フリーで育てたいからクレートは持っていない/使っていない」そんな家庭もあるかと思います。クレートは子犬が可哀想、残酷、健康的じゃない、そんなイメージを持っていませんか?

実際のところ、クレートは犬のためにもあった方が良いケースが圧倒的に多いです。

クレートの3つのメリット

  • 犬に自分だけの居場所を作ることで安心感を与える
  • クレートに入ればリラックスできる
  • 病院、旅行等の外出時に緊張させない

上記がクレートの主な役割。クレートとは犬が安らげる場所として必要なのです。さて、話しを犬の分離不安症に戻しましょう。犬の分離不安症を一言で表すと「犬が1人の状態になると極度のストレス状態に陥ること」です。つまり安心感を感じられない、リラックスできない、緊張している状態と言い換えられます。クレートトレーニングを行うことで、犬が1人でも安心できる環境を作ることを目指しましょう。

クレートトレーニングの基本とポイント

クレートは本来、安全で静かにリラックスできる場所を、犬に与えるためのものです。罰を与えるために閉じ込めたりするものではありません。おもちゃやおやつを与えることで、クレートにいれば良いことが起こるというイメージと関連づけるようにすることがポイントです。

もちろん、クレートが落ち着くところだからと無理に犬をクレートに押し込もうとしてはいけません。良いイメージを与え、自分からクレートを落ち着く場所と認識して、入るようにすることが目標です。また、長時間クレートの中にいさせることも、避けた方が良いでしょう。

クレートについてはこちらの記事で詳しくまとめています。

飼い主の外出は楽しいものと教える

子犬を身体的だけでなく、精神的にも健康に育てることはとても大切です。子犬の頃に経験したことによって、犬の今後の生活が形作られていきます。そのため、この時期に家の中で快適に過ごして、世界は楽しいことで溢れているというメッセージを発信することを忘れないでください。

短い時間から1人で過ごす練習をしましょう

「飼い主が側にいない間にも家の中では楽しいことがある」このように犬が理解すれば、分離不安症になる可能性はグンと下がるはずです。では飼い主不在の中で、愛犬に楽しみを与えるにはどうすれば良いのでしょうか。

おやつ(ご褒美)を使いましょう。おやつは簡単で最も成功率の高い優れものです!どんどん活用しましょう。具体的な使い方を紹介します。5分間家を出て、帰ってきたらご褒美を与えます。少しずつ家を出る時間を伸ばしていきます。最初はもっと短くしてもOK!

おすすめのおやつの使い方!

家を出る前に、愛犬のお気に入りのおやつを与えてから家を出るようにすることも意外と効果的です。犬の認識として
飼い主が外出=寂しい、楽しくない
ではなく、
飼い主が外出=ご褒美がもらえる楽しい時間

このように愛犬に認識させることができれば、成功です。おやつを犬が良いことをした時にのみ使っていませんか?先に与えることでより効果的なパワーを発揮するので、お留守番の練習として、ぜひ試してみてください。

飼い主が外出の準備をするだけで犬が不安を感じる場合

上記のように先にご褒美をあげることで、飼い主の外出を楽しいものと認識させることも1つの方法です。他にも例えば、上着を着たら外出ではなくて夕食を作ったりすることも有効的です。鍵を手に持ったら愛犬におやつを与えても良いでしょう。

重要なことは、外出=悪いことというイメージを変えてあげることです。もしかしたら、犬を騙している気分になって罪悪感を感じるかもしれません。ですが、子犬がいつまでも不安でマイナスな気分を抱えることを考えたら、今のうちにおやつで釣ってなおしてしまった方が良いでしょう。

飼い主が帰った時に過度に興奮させない

外出はただの日常と教えましょう

家から出る時も、家に帰ってきた時も、飼い主は何事もないかのように振る舞ってください。家から出る時だけ、過度にスキンシップを取ったり、犬を興奮させる必要はありません。家に帰った時も、1人でお留守番させたご褒美として、飼い主もテンション高く遊んであげる必要もありません。

飼い主の興奮や、テンションが上がるのをみて、犬は飼い主の外出をとても大きなイベントであると捉えます。犬の気持ちが高まるほど、その落差で不安も大きくなってしまいます。もちろん愛犬を無視しろというわけではありません。優しく愛情を持って挨拶をしますが、過度に感情を表現しないようにするということです。

子犬の失敗は怒らないことが基本です

外出から帰ってきた時に部屋がグチャグチャに荒らされてしまうこともあるかもしれません。脱走していたり、トイレシーツをビリビリにしてしまうこともあるでしょう。そんな時に、落胆したり怒ることはできれば避けてください。

犬も成犬に成長すれば、なぜ怒られているのか理解できるでしょう。ですが、子犬の頃はしてはいけないことを学んでいないので、なぜ怒られるのか理解できません。その結果子犬の認識としては、飼い主は外出すると怒って帰ってくる、となってしましまいます。このように犬が認識してしまうと、子犬は1人で過ごす時間をより不安に感じてしまいますね。なので何事もなかったように振る舞うことが大切です。

何事もステップアップで教えていきましょう

トレーニングを始めたばかりの頃は外出ではなく、飼い主が別の部屋に移動するだけでも充分練習になります。5〜10分程度別の部屋に移動して戻ってくる、これを何度も繰り返すだけで、犬は少しずつ1人で過ごすことに慣れていきます。部屋の移動に慣れれば、飼い主が実際に外出する練習もしていきましょう。

運動も効果的だけど、、、

「犬の分離不安症を改善するのに、たくさん運動の運動が効果的です。」こんな話を聞いたことはありませんか?これは間違ってはいませんか半分正解といった感じ。根本的になおす効果はあまり期待はできませんが、分離不安症の予防と疲れさせることによって不安を感じさせないことは可能です。

長い散歩から帰ってきた後は満足しているし疲れているしで、飼い主が外出しても落ち着いていられるでしょう。特に運動量が多く活発な犬種ほど、運動は効果的な対処法と言えます。

運動をする時間が十分に取れない場合は、脳トレで頭を疲れさせましょう。つまり知育おもちゃや、ノーズワークマットのようなもので遊ばせることですね。犬も人間同様、体を使わなくとも頭をたくさん使えばその分疲れます。社会化トレーニングともなりますので、家に少なくとも1つはパズル等があった方が良いでしょう。

今日のまとめ

・分離不安症の対策として大きく3つの方法を紹介

・クレートトレーニング

・飼い主の外出を楽しいイベントに変える

・帰ってきた時に飼い主が興奮しないようにする

・運動も効果あるけど上記3つの方がおすすめ

今回紹介した方法で小さい頃からトレーニングしていれば、分離不安症を発症する確率はガクッと下がるはずです。すでに分離不安症を発症している犬の場合、トレーニングをするのも良いのですが、専門家に相談する方が、正直手っ取り早いかもしれません。トレーナー、訓練学校、犬の幼稚園等で相談した上で、トレーニング方針を決めることも視野に入れて検討してみてください。

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。