子犬の問題行動9選と対処方法|後半編

  1. 吠え続ける
  2. 散歩時のリードの引っ張り癖
  3. かまってちゃんで困る
  4. 愛犬に無視される
  5. 飛びつく/飛び跳ねる
  6. 呼んでも戻ってこない
  7. すぐに逃げたり隠れたりする
  8. いつまでも甘噛みや舐めたりする
  9. 愛犬に触れると暴れる

前半の5つは前回の記事でまとめております。今記事では後半⑥~⑨の4つをまております。

バード
バード

今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

愛犬を呼んでも帰ってこない

愛犬の名前を呼んでも、”おいで”等の呼び戻しの合図を出しても無視されてしまう。そんな時は、もう一度呼び戻しトレーニングを行いましょう!まずは下記を確認!

  • まずは愛犬が自分の名前を理解できているか確認
  • ”おいで”等の呼び戻しの合図の確認
  • 家の中で練習→駐車場などの犬の気を散らすものが少ない環境→ドッグラン等、と段階を踏んで、愛犬がコマンドに従える範囲内で練習。戻ってこれたらしっかりとご褒美!
  • 短い距離から練習を始めて、徐々に距離を延ばしていく

愛犬が呼び戻しのコマンドに反応しない、、、

そんな時でも怒らないように!呼び戻しの合図のあとに飼い主は怒るかもしれない、と犬が考えてしまうと、より飼い主のもとへ戻る確率は減ってしまうでしょう。逆に、呼び戻しの合図のあとはご褒美がもらえる/遊んでもらえると理解すれば、愛犬はすぐにあなたのもとへ戻ってくるはず!

やってはいけないことは、愛犬が嫌がることをする時に呼び戻しの合図を出してしまうことです。例えば、ケージに入れてお留守番させる時、動物病院へ連れていく時、爪切りやシャワーをする時、などです。時に子犬の時期の経験は生涯にわたって影響があるので、呼び戻しなどの特に重要なコマンドを教えるときは、ネガティブな印象を与えないように注意してください。

愛犬がすぐに逃げてしまう/隠れてしまう

愛犬が逃げてしまう/隠れてしまうのは自信の無い表れかもしれません。もしくはシャイで恥ずかしがり屋な正確かも?ですが心配いりません!できることはたくさんあるはずです。まずは下記を確認!

  • あなたの愛犬が怖がっていたり、苦手と感じているものは何か見つけ出し、できるだけ避けるようにする
  • 苦手な物を克服させようと、無理やり近づけるのではなく、十分なスペースと時間を与える
  • ケージ内など、愛犬が十分に寛ぎ安心できるスペースを確保する。
  • 逃げたりすることを叱らない、罰を与えない

ゆっくりと自信を持った犬へと成長

成犬も子犬も苦手なものへの対処は基本的に同じです。他犬が苦手、家族以外の人が苦手、という犬は意外と多くいます。そんな時に無理やり、他犬と遊ばせようとしないでください。そうしてしまうと最悪の結果、愛犬の飼い主への信頼まで失ってしまうかもしれません。

他犬・他人から逃げることを改善する方法の一つとして、自分の家に他犬・他人を呼ぶ方法があります。外だと愛犬のテンションもソワソワしがちです。なるべく愛犬が普段通り過ごせる環境で、少しずつ慣らしていきます。もちろん室内でも、無理やり遊ばせようとさせないで、愛犬が自然と近づいていくのを待つぐらいのスタンスでいましょう。

犬が逃げ隠れする原因は自信がないから?

全ての犬に当てはまるとは言えませんが、多くの場合、社会化がうまくできていないと、何にでも怖がって逃げやすい性格となります。そのため、もしあなたの愛犬がまだ子犬なのであれば、子犬の幼稚園で多くのことを経験させることも1つの選択肢になるでしょう。もちろん飼い主が率先して子犬の社会化トレーニングを行うことも重要です。

子犬の幼稚園の料金は地域にもよりますが、月4回で2万〜3万程度が相場でしょう。社会化と併せて、基本のしつけをどこまでやってもらえるのかによっても、料金は変わってきます。

愛犬の甘噛み・舐める・咥える癖がなおらない

まず、甘噛みや舐めるといった行動は犬にとっては自然な行動です。ストレスが溜まっていなくとも何かを口に入れたい/噛みたいと言う欲求があります。ですが人間を噛んでしまうと、甘噛みであったとしても、それが家族以外の人であれば問題行動となってしまいますね。人間でなくとも大切な家具を噛んで壊された、となっては大変です。

犬はあなたを困らせようと思って噛んだり舐めたりしているわけではありません。ただ何を噛んでよくて、どれが噛んではダメなのかを理解できていないだけ、というケースがほとんどです。もしくはおもちゃの中に、噛みごたえのあるおもちゃが無いから、硬い木で出来ている家具を噛んでいるのかもしれません。

なのでロープや骨のおもちゃ等、咥えても良いものを与えて噛みたい欲求を満たしてあげることが、すぐにできる改善方法の第一歩です! 下記記事で噛み癖について詳しくまとめています。

愛犬に触れない|触れると暴れる

あなたの愛犬はこれらからの犬生を通じて、飼い主だけでなく多くの人に触れられる機会が訪れるはずです。人間社会で生きる以上、動物病院やトリミングに限らず、犬は人間に触られることに慣れているに越したことはありません。もし子犬の今、触られるのが苦手という風潮があるのであれば、成犬になる前にしっかりと触られる練習をしておきましょう。

  • 触れても平気な部位があれば、まずはそこから触ることに慣れていく
  • 犬の反応を確認しながら、少しずつ別の部位も触っていき、落ち着いていられたらご褒美
  • 徐々に触っている時間を延ばしていく。手を噛む仕草等、愛犬が嫌がる素振りがあればすぐに触るのをやめる
  • 触られることに愛犬が慣れてきたら、耳・手のひら・尻尾など、犬が嫌がりやすい部位も触る練習
  • 慣れてきたら犬用のブラシを使ったり、家族以外の人や、外出先でも触れる練習

犬は体を触られることに慣れていた方が絶対に良い

特に目の周り・耳・口・手のひらは小さな頃から触って、愛犬が触られることに抵抗がないようにしておくことが望ましいです。目は将来的に目薬をさすために、耳は耳掃除、口は歯磨き、手は爪切りの時にどんな犬でも触られる必要がある部位です。これらの部位を触られることに慣れていないと、愛犬のためにお手入れをしたくともできない、という大変困ったことに。

もし今、愛犬が触られるのが嫌で、触ると嫌がって逃げてしまうという場合でも、根気よく触るトレーニングをしてください。これは将来の愛犬の体調のために必要なことです。嫌われたくないから、と十分なトレーニングを怠ってしまったら結局、飼い主と愛犬の双方が困った事態になりかねません。

今日のまとめ

こちらの記事と合わせて子犬の問題行動9選とその対処方法を紹介しました。もしあなたの愛犬がまだ1歳未満で、これらの問題行動に気がつけたのならラッキー!今ならまだ比較的簡単に新しいことを覚えられる時期です。望ましくない行動をやめさせるとともに、代わりとなる良い行動を教えてあげましょう!

バード
バード

今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。