あなたの家にはどれだけのおもちゃがありますか?おもちゃを使ってただ遊ぶだけでなく、同時に頭の体操をすることでより効率的に犬を疲れさせることができます。愛犬のエネルギーが有り余って困っている、という方は是非チャレンジしてみてください。
今日の記事もぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
運動と合わせて脳トレができる!
犬は多くの人間の言葉を理解することができます。”おすわり”や”ふせ”などの指示だけでなく、散歩・公園・ご飯などの日常生活で使われる言葉まで、本当に多くの言葉を理解しています。加えて、1つ1つのおもちゃの名前や道具の名前を覚えることもできます。ボーダーコリーは、世界で最も賢い犬種と言われていますが、実際に1,000種類以上のおもちゃを名前で識別できる子もいるほどです。犬種、個体によって学習速度に違いはありますが、重要なことは犬の学習能力と認知力は私たちが思っている以上に優れている、ということです。
何歳でも誰でもできるから楽しい!
犬にとって脳への刺激は、運動による体への刺激と同等に重要です。おもちゃの名前を犬に教えることで、楽しみながら脳トレをすることができます。おもちゃの名前を識別できればドッグランで「賢いねー」とチヤホヤされること間違いなし!頭を使ったアクティビティなので散歩が大変になってきた老犬から子犬まで、どの年齢の犬にも適しています。時間も天候も関係なくできるので、退屈な雨の日に挑戦してみてください。
おもちゃの名前の決め方・ルール
犬におもちゃの名前を認識させる上で大切なことは、しつけトレーニングと同じように、一貫性です。つまり、一度決めたおもちゃの名前を変えないということ。テニスボールをボールとよんでも、テニスボールとよんでもどちらでも良いですが、毎回呼び方が変わると、犬が認識するのは難しくなるでしょう。少し面倒かもしれませんが、新しいおもちゃを買ったら呼び方リストを作っておくと、家族間でおもちゃの呼び方を統一ができるのでオススメです。最近ではスマホでメモの共有もできるので、活用してください。
犬におもちゃの名前を覚えさせるには、最初はお気に入りのおもちゃから始めると良いでしょう。お気に入りのおもちゃというのは犬の中で既に名前が決まっている場合が多いです。また、もともとおもちゃで遊ぶのが好きな犬ほど、より早くおもちゃの名前を覚える傾向にあります。
- おもちゃを1つ選びます。(※最初は特にお気に入りのおもちゃが最適) おもちゃの名前を呼んでから、愛犬の前におきます。おもちゃをくわえたらクリック!ご褒美をあげます。
- 上記を数回繰り返します。必ずおもちゃの名前を使って、愛犬がおもちゃを取るようにしてください。”取って”や”ホールド”等のコマンドを教えている子も、おもちゃの名前のみでおもちゃを取らせるようにしましょう。
- 本や水筒など、犬のおもちゃではない物と一緒におもちゃを床に置きます。おもちゃほど犬の興味を惹かないで、それでも犬がおもちゃを識別する練習になります。おもちゃの名前を呼んで、愛犬が正しい方を選べたらクリック!ご褒美を与えます。
- ステップ③を何度も繰り返します。その後、名前を教えているおもちゃと別のおもちゃを一緒に置くようにします。ただし、最初はあまりお気に入りではないおもちゃを選んでください。愛犬が正しいおもちゃを選べたらご褒美です。一緒におくおもちゃを変えながら、何度も練習します。
- 他のおもちゃが隣にあるときにでも、指示したおもちゃを愛犬が選べるようになったら次のステップです。別のおもちゃの名前を教えましょう。上記までの手順を別のおもちゃで繰り返します。
- 愛犬が2つ以上のおもちゃの名前を覚えたら、2つのおもちゃを並べてどちらか1つのおもちゃの名前を呼びます。正しいものを選べたらご褒美です。
上記までのトレーニングを完璧にできるようになったら、おもちゃ箱から持ってくる/おもちゃ箱に返す練習もすると面白いでしょう。飼い主は片付けの手間が省けるだけでなく、犬は頭の体操もできてみんなハッピーになれます。
うまくいかなかった時は?
愛犬が間違ったおもちゃ/ものを選んだ場合は、愛犬が成功できるステップまで戻りましょう。成功体験を何度も積むことが大切です。
犬のボキャブラリーを増やそう!
あなたの愛犬はいくつかのおもちゃの名前を覚えられましたか?上記の手順でより多くの物の名前を覚えていきましょう。また、既に覚えたおもちゃの名前を忘れないように、しばらくは何度か同じトレーニングをしましょう。繰り返した回数が記憶の強さとなります。
おもちゃで遊ぶのが好きな犬の場合、段階的にご褒美として与えるおやつを無くすことができます。代わりに、おもちゃをとってくる遊びや、引っ張り合いっこをします。遊んでいる途中でおもちゃの名前を使って、おもちゃと名前を関連づけていきましょう。おもちゃに関心があまりない犬の場合は、成功した時は必ずおやつなどのご褒美でわかりやすく褒めてあげてください。おもちゃ以外の物の名前を教える時も基本は同じ手順です。
継続した脳トレをしよう!
犬のスキルが上がってくると、ただ指定したおもちゃをとってくるだけでは脳への刺激がだんだん弱くなっていきます。脳トレのレベルを上げた方が、犬にとっても刺激が多く楽しいものになるはずです。
指示したおもちゃの周りに他のおもちゃをたくさん置いたり、おもちゃを隠して探させるようにしてみましょう。他の部屋に置くことでよりレベルの高い遊びへと発展させることもできます。探すおもちゃの数を1つだけでなく、2つ3つと数を増やすことも、単純ですが簡単にレベルを上げることができるのでオススメです。飼い主、犬、おもちゃのそれぞれの距離を空ければそれだけ難易度も上がっていきます。
・おもちゃの名前を教えることで脳トレができる!
・運動と同じように頭への刺激も重要
・おもちゃだけでなく、他の物の名前も教えられる
・おもちゃの片付けまで教えられたら絶対に楽しい!
他にも犬の食事から問題行動、しつけ方法まで幅広く紹介しています。是非他の記事も読んでいただけたら嬉しいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。