自宅でグルーミング|愛犬のお手入れでするべき事とその頻度をまとめました

愛犬の身だしなみのお手入れは、見た目のためだけに必要というわけではありません。例えば、愛犬の歯を磨くことは虫歯の予防にもつながります。他にもブラッシングからはじまり、目、耳、爪の状態も飼い主がしっかりとケアしてあげる必要があります。グルーミングは犬種・サイズ・被毛の種類によって頻度等は変わってきます。

この記事では一般的な、家庭でできる犬のお手入れ方法を紹介します。

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自宅でグルーミングをできるようになるメリット

衛生環境が整っている環境の方が、犬も過ごしやすことは言うまでもないでしょう。ですが、人間のように毎日お風呂に入る必要があるかというと、そうではないですね。どのようなお手入れが、どれくらいの頻度で必要かというのは主に犬種に左右されるところが大きいです。ビーグルやボクサー、ワイマラナーのような短毛な犬種ではブラッシングの頻度はそこまで必要とされていません。一方でプードル、アフガンハウンドのような犬種では定期的なケアが必要になります。

どんな犬種でも必要なお手入れがあります

歯磨き、耳のケア、爪切りは犬種に関係なく、定期的なケアが必要となってきます。

もちろんこれら全てをグルーミングサロンへお願いすることも1つの選択肢です。犬のお手入れのプロの方達にお願いすれば、愛犬の見た目を綺麗にするだけでなく、健康状態に異変があれば教えてくれるでしょう。しかし、飼い主がある程度愛犬のケアができていれば多くのメリットがあるのも事実です。

グルーミングを終えてから、次のグルーミングまでの間の身だしなみを整えてあげられることが、まず1つのメリット。そして飼い主自らがお手入れすることで、愛犬との絆を築き上げられることが2つ目のメリット。もちろん飼い主が全てできるようになれば、グルーミングに行く必要がなくなる/頻度が少なくなることで経済的なメリットもあります。

自宅で行う愛犬のブラッシング

多くの犬の場合、ブラッシングをする頻度は週に2~3回で良いでしょう。とは言え、毎日ケアしてあげられるのであれば、毎日やってあげたほうが良いのも事実です。ブラッシングは毛の表面だけを撫でるのではなく、皮膚に当たる程度の力で行うようにします。マッサージの様に血行促進を促しつつ、アンダーコートと呼ばれる、表面に見える毛の下に生えている毛をとる為でもあります。

犬種とブラシの組み合わせによって古い毛の取れ具合が変わります

必要な道具は犬種の毛の長さ、種類によってまちまちです。長毛の犬種には先端が長く、ステンレスやクロムメッキでできたピンブラシのようなものが向いています。短毛の犬種にはラバーブラシや硬めのブラシが向いています。グルーミングサロンでは1頭に対して、部位により複数のブラシを使い分けて、古くなった毛を取り除いています。ですが自宅では1つ~2つあれば十分です。

ブラッシングする際は、毛に泥や草などがついていないか確認するようにしましょう。耳の裏にゴミが隠れていることはよくあります。また、皮膚に切り傷、擦り傷等の怪我をしていないかも併せて確認するようにします。抜け毛が多い犬、少ない犬、どちらの犬にとっては定期的なブラッシングは必要です。毎日のケアで、犬の抜け毛とうまく付き合っていくようにしましょう。柴犬をはじめ、日本古来の犬種は抜け毛が多いので、これから飼われる方は覚悟が必要かもしれません。

シャワーの入り方と注意点

定期的なシャワーはどの犬種にとっても必要です。必要な頻度は犬種と生活スタイルによって変わってきます。シャワーの頻度が多すぎると、犬の体を守るための油分までなくなってしまいます。結果的に被毛・皮膚が乾燥してしまい、あなたの犬はかゆみと戦う羽目になってしまうかもしれません。

犬のシャンプー、お湯の温度は37度まで!

犬専用のシャンプー以外は使わないようにしましょう。お湯の温度はどれだけ高くとも37度。これ以上は犬にとっては暑すぎます。シャンプーを直接犬の体にかけるのではなく、お湯で薄めて泡立てたものを使うことが望ましいです。最近はシャワーヘッドから泡が出せるものが出てきているので、泡を立てるのがめんどくさいという方にはおすすめ。

表面の毛を洗うだけでなく、皮膚を洗うことを意識しましょう。洗い終わったらタオルドラ+ドライヤーを忘れずに!せっかく綺麗にしたのに、毛が濡れていると汚れを吸着してしまいます。また、濡れたまま放置することは痒みの原因にもつながります。

犬の爪切りを行う頻度が重要

爪切りは本当に大切です。爪が長いまま放置すれば、犬が歩く邪魔にもなります。場合によっては痛みを引き起こすことも。割れて怪我をすることさえあります。また、体が痒くて足を使ってかいた時に怪我をすることも考えられますし、人間に飛びついた時に怪我をさせる危険性もあります。普段の生活の中で、床を歩いている時にカチカチと音がすれば、爪が長すぎるサインかもしれません。

犬の爪切りのための専用の商品を使うようにしましょう。爪の内側にある血管まで切らないように注意が必要です。放置すればするほど、血管が伸びてきてしまいます。普段から短く保つことで、誤って血管まで切ってしまうリスクを減らすことができます。

爪切りを行う頻度は多い方が安心

爪切りの頻度は、1ヶ月に1度以上行うことが理想です。1度に4本の足全ての爪切りを行うのは、飼い主にとっても犬にとっても負担が大きいです。なので週に1つの足ずつ爪切り、など工夫をすると良いかもしれません。頻度が多ければ習慣化し、また時間が短ければ犬もあまり嫌がらなくなります。

犬の耳掃除はシンプルで簡単

耳のお手入れも、他の部位のケア同様、月に1回行うことが理想です。耳に問題を抱えている犬、もしくは耳のトラブルが起きやすい犬種を飼われている場合は、もう少し高頻度でケアが必要になるでしょう。

コットンを濡らして耳の内側を拭いてあげてください。基本はこれだけで十分です。

耳みのケアに関しては必要なことよりも、やってはいけないことに注意を払うようにしてください。以下が耳のケアの際にしてはいけないことです。

  • アルコール/アルコールを含むウェットティッシュを使って耳掃除
  • 綿棒/人間用の耳かきを使う

歯磨きは必ず飼い主さんが行うこと

可能であれば、毎日愛犬の歯磨きを行ってください。犬用の歯ブラシ歯磨き粉も販売されています。グルーミングサロンに行く時だけケアすれば良いものではないので、飼い主ができるようにならなければいけません。犬が歯磨きを嫌がるようであれば、歯茎を指や濡らした布で擦ることから慣れさせていきます。次に歯磨き粉をつけて匂いや味に慣れさせます。そして歯ブラシを使う、というように段階を踏んで歯磨きを慣れさせていきましょう。

また、歯磨きガムや骨を使って遊ばせることもとても有効的なケア方法です。

自宅で行う愛犬のブラッシング・シャワー・爪切り・耳掃除・歯磨きの頻度と簡単なお手入れ方法を紹介しました。普段から行うことで、愛犬と飼い主それぞれの負担が減ります。まとめてやろうと思うとそれこそ大変。少しずつケアすることで綺麗に、そして健康に愛犬との生活を楽しんでください!

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今日も最後までお読みいただきありがとうございます!ではっ。